千仏鍾乳洞
平尾台の東端に開口し、昭和10年12月天然記念物(国指定)に指定された由緒ある鍾乳洞です。洞内は四季を通じて気温16度、水温14度で夏は極めて涼しく、冬は暖かであり、老人子供も容易に探勝することが出来ます。鍾乳石・石筍、石柱の発達著しく、長さは数千米に達するといわれていますが、照明設備は900mまでです。入口より480mまでは靴ばきのまま入洞できます。それより奥は、奥の細道と命名されており、一枚石灰岩の上を滔々として流れる清水に足を洗いつつ進む、この神秘さは本洞を訪れる探勝者たちの心を奪うことでしょう。
千仏由来
「千仏」の名の由来は天平13年、行基の草創と伝えられる行橋市叡山願光寺(約1270年前)の末寺千仏院よりきたもの。往時は七堂伽藍(四天王寺式)並び立って大いに栄えたが天正年間、大友宗麟の兵火で焼失、廃絶のまま今日に至っている。
洞内案内
入口から480mの「奥の細道」からは、水の中を歩きます。(貸し草履無料)
電気照明がある900mを往復して、約40分かかります。
「奥の細道」